camera:PENTAX K-7
新宿にあるニコンサロンでの話。
その時は「とおりゃんせ2」という写真展が行われていました。
入り口にはよく観覧した人が記帳する席があります。
昔はさーっと見て、そそくさと帰っていたのですが
最近は、意識もかわり記帳するようにしています。
記帳を終えると、初老のおじいちゃんが近くにきて
「ありがとうございます。ごゆっくり」とひと言。
そのおじいちゃんは藤井さん、今回の写真展の撮影者でした。
藤井さんは首の手術をしていて、その時の様子を写真に残していました。
高く積まれた薬の山、手術後の首の傷跡、病室のベッドの写真。
モノクロ写真がさらに印象強く頭に残りました。
なんとか一枚、写真撮らせてほしいなと思っていると
奥さんらしき人がやってきて藤井さんの横に座りました。
それでも、あぁどうしようかなともじもじしてると
「懐かしいカメラ持ってるね〜それ、僕も持ってるよ」と
藤井さんの方から話しかけてくれました。
そこからはカメラの話で打ち解けることができ、写真も撮らせていただきました。
その後、藤井さんから手紙をいただきました。
病状が進行しないよう、リハビリが必要とのことですが
またいつか、写真展を行うときには是非行かせてもらいますね。
藤井さん夫妻 camera:PENTAX SP
新宿のギャラリー巡りもなかなか楽しいですよ
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