カメラが出てくる映画って結構ありますねその中でも、2006年公開のこの映画、恋愛映画だけではない
カメラ愛もひしひしと感じます。
大学生とは思えない幼い容姿の静流と、あるコンプレックスで
人と距離をおいている誠人。
誠人といつも一緒にいたい静流は、彼の趣味のカメラに
興味をもちはじめ、いつしか二人で撮影に出かけるように。
ふたりの関係をカメラがうま〜くアシストしています。
懐かしいキャノンのフィルムカメラ(AE-1)や
写真の現像シーンとか観ていると写真にどんどん惹かれていきます。
そして時がたつにつれ、写真を撮る対象が変わっていく様子、
少しずつ変化する二人の関係も丁寧に描かれています。
とくに宮崎あおいちゃんの演技・表現力には脱帽、
少女から大人まで変幻自在で、一見の価値ありです
思わず、ニヤッとしたシーン。
静流「っはぁぁぁぁ」
誠人「えっ? どうしたの?」
静流「はぁ、くるしかったぁ」
誠人「なんで?」
静流「だって、息止めてるじゃん」
誠人「ええっ?」
静流「えっ?」
誠人「苦笑」
静流「えっ?ちょっと…」
カメラを始めたばかりの頃、自分も息止めてたなぁ。
別にダメじゃないんですけどね
写真に撮りたい目を奪われる映像がとても多く、すべてが画になる。
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